えー、今朝ロンドンからメールが届きました。
在英中、5年間に渡って、「バスカー土門の人生相談 悩んだときはこれを聴け!」というお悩み相談を、日本人向けの新聞に連載してたんですが、いつもお悩みを送ってくれる常連さんがいました。
ハーフのお子さんが二人いる、歳が私と同じくらいの女性でした。
数年ぶりのお便りだったのですが、その方、半年前に乳がんの宣告を受け、摘出手術をし、今は化学療法の真っ最中らしいのですが、副作用で七転八倒の苦しみなんだそうです。
そんな中で、私のコラムを思い出してくれて、私にメールを送ってくれたみたいで、何とも言えない気分です。
当時のコラムでは、おちゃらけたり、こき下ろしたり、迷解答ばかりで、気分を害した事も多かったことでしょう、実際に読者から沢山の苦情も来たりしました。
私なりには、面白おかしく書くけれども、愛を持って、コラムを読み終える頃には、元気を出してもらおうという意図でやってたんですが…。
でも、その方のメールは、すごく明るい内容で、現在のロンドン状況や、日本人社会の近況などが記されていて楽しい内容でした。その上、私の安否も心配してくださってました。
どうお返事していいやら悩みましたが、私も帰国後いろいろあったので、近況をご報告し、「お互い、最期まで生き切っていきましょう!」と、締めくくらせていただきました。
人には、その人なりの、いろんな人生があるものなのですね。
地下鉄から愛をこめて バスカー土門の人生相談悩んだときはこれを聴け!
posted with amazlet at 13.10.02
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