頭が真っ白になっても弾けるソロギター講座 第5回

頭が真っ白になっても弾けるソロギター講座

えー、第5回は、登山家の栗城史多君の経験談から学んで行きましょう。
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なぜ「君づけ」なのかというと年下だからです。そんな上から目線でどうすんだと、お叱りを受けるかもしれませんが、ステージに立つ時は多少の自信過剰も必要です。大御所ハードロックバンド「KISS」のジーンシモンズさんも、「フェスティバルでヘッドライナーを務める時は、『俺達は世界一のバンドだ、雑魚(他のバンド)どもを震え上がらせてやる!」って気持ちでステージに向かうそうです。

それに、初対面の時に敬語でしゃべってて、後で年下と気づいてタメぐちにコンバートするのって結構難しいじゃないですか。敬語とタメぐちが中途半端にまざってグチャグチャな会話になってしまったことなど誰でも経験あると思います。

さて、栗城史多さんですが(検索とかで引っかかって、本人がこのブログを読む可能性もあると気づき、ビビッて「さん」付けに変更)、最近は、「エベレスト単独無酸素登頂」に挑戦し、あと一歩の所で断念、凍傷で「指切断」というニュースがありました。過去に3回挑戦しては失敗、今回4回目だったそうですが、またもや失敗、重い凍傷で入院生活を余儀なくされました。

失敗というと「なーんだ大した事ねえな」と思う人もいるかもしれませんが、3回失敗してもまた挑戦するというバイタリティは凄いと思いますし、エベレストの山頂付近まで到達するのだって並大抵な事じゃないです。加えてスポンサー回りや資金調達も自分でやってますので、その活動量といったら計り知れません。

そんな栗城さんですが、以前大学病院で検査したところ、腕力、脚力、肺活量は、普通の男性の平均以下だそうです。そんでエベレストの山頂付近の環境をシミュレートして、血液の数値を計ったんですが、普通は息が苦しいとか、疲れたときは乳酸値が上がります。

しかし、彼の場合一定の値までいくと、そこから下がり始めるらしいんです。

実際、エベレストの頂上付近を登ってる時は死ぬほど苦しくて、足が1歩も踏み出せない時もあるんだそうです。で、その時彼はどうするか?

なんと「ありがとう」と言うそうです。

そうすると、何とか1歩踏み出せる。
「ちくしょう!」とか「負けてたまるか!」ではダメらしいです。

さあ、この教訓をソロギターに生かしてみましょう。

本番前、緊張してきたら「ありがとう」です。
弾いてる時震えてきたら「ありがとう」です。
頭が真っ白になったら「ありがとう」です!

これでどうなるものか、実際やってみないとわかりませんが、少なくとも「なんでありがとうなんかなー?」と思って気が紛れるかもしれません。

とりあえず、基本「感謝」みたいです。

今日のソロギター名言
「苦しくなったら、ありがとう」 by 栗城史多
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