「ろくでなし」 小島武夫著。

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えー、「読まずに死ねるかっ!(書籍紹介)」のコーナーです。

今日はこれ。
「ろくでなし」 伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年。
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まあ、私もかなりの「ろくでなし」ではありますが、実は学生時代、麻雀にハマってまして、神保町界隈の雀荘に入り浸ってました。確かその時期は、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」なんかが流行ってまして、確か映画化もされていましたね。

で、この本は、小島氏の生い立ちから、晩年までの自伝(あ、まだご健在です)みたいなものなのですが、波瀾万丈な生き方や、持論など、麻雀に興味のない人も面白く読めると思います。

その中で、心に残った語録です。

「女と博打は似ている、どちらも波に乗ってる時はいい思い出しかない。だが、いつまでもいい風が吹き続けるわけではない」

「幸か、不幸かは、その時々で決まるものではない。死の間際に人生を振り返り、どう感じるかである」

「この世で一番偉いのは、俺は、サラリーマンだと思う。安月給で働き、職場でも家庭でもツラいことを我慢し、妻と子のために節約し、最後には財産まで残してやるという、言わば聖者のような生き方である」

「バクチ打ちは、身体に傷を入れながら生きているようなものである。どう足掻いたって、人並みな人生は送れない」

ま、好き嫌い分かれると思いますが、彼のような人生、ある意味憧れますね。

ろくでなし 伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年
小島武夫
徳間書店
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