えー、結論から言うと、ベストパフォーマンスは、白井貴子さんです。
岡村靖幸さんのステージあたりから、雨が本降りになってきて、次の白井貴子さんの時は、台風にような土砂降りになりました。まだ、テント類も立てられず、ギターのエフェクター類はびしょぬれ。とうとうギターがつぶれます。主催者やスタッフも大混乱なため、それでもステージは続行されます。
ドラムと、キーボードのみのバックで、声を振り絞る白井貴子さんは圧巻、何かが降臨したようなパワーがみなぎってます。
私を含め、周りの観客は号泣です。
いや、マジです。涙が溢れてきてしまうんです。
特に私は、ローディーもやってた事がありますんで、機材の転換やトラブルの様子が、手に取るようにわかります。
観る前は、「白井貴子なんて、なんだかなあ」と思っていたのですが、最悪のトラブルにより、最高のパフォーマンスが引き出されました。昔は、歌謡曲みたいなヒット曲だなあと思ってた「チャンス」という曲がピンチの後に演奏され、全てと相まって「良い曲だなあ」と感動しました。
土砂降りのステージだからこそ得られた感動。
人生にも通づるものがあるかもしれません。
コメント