えー、という事で、日本&台湾友好合同企画ソロギターアルバム「T&J」が10月に発売されます。
詳細は、こちら。
いやー、今年の3月に、いきなり自腹で台湾行って飛び込みライブやって、台湾ギター界の重鎮、董運昌老師から懇意にしていただき半年で実現とは、かなりペース早かったですね。
これもひとえに、Solo Guitar Records 秋田氏の決断力と、快く協力してくれた日本勢、南澤大介氏、井草聖二氏、そして現在の台湾ギター界のトップ3、董運昌老師、雲平劉氏、劉士華氏のおかげであります。
台湾ギター界といっても、広い中国の一部かとお思いでしょうが、中国本土で行われるソロギターコンテストなど、上位は、ほとんど台湾勢が独占しているんです。なので、かなりレベルは高いです。
そして今回の目玉は、なんと言っても、日本と台湾のトラディショナルソングを、ソロギターでアレンジ。そしてそれらを世界に発信していこうという壮大なコンセプトによって制作されたということです。それに伴い、各アーティストのオリジナル曲も1曲ずつフューチャーされています。
つまり。アジアのソロギター楽曲を世界に紹介していこうという主旨のアルバムです。
選曲も吟味に吟味を重ねて下記の様になりました。全曲新録音、アレンジもオーソドックスから斬新なものまでバラエティに富んでおります。
ギターの種類も、スティール弦、ナイロン弦、ミニギター等、いろいろで音色の違いも楽しめますし、なんといっても各アーティストの微妙なタッチの違いが明瞭で興味深いです。
私くし事ですが、今回カバーは、「故郷(ふるさと)」。オリジナルは、私の代表作と言っても過言ではない「鶴の恩返し(Crane Girl)」です。
「故郷(ふるさと)」のアレンジは、自身というか人間の一生をモチーフにしました。
イントロは、おぎゃーと生まれて、周囲の愛に守られてヨチヨチ歩きの幼少期。1コーラス目は、すくすく育っていく子供時代。2コーラス目は、心揺れる10代から社会へ出ての苦難期。3コーラース目は、人生半分を過ぎて、穏やかながらも望郷の念。そしてエンディングは、葛藤しながらも、最期を迎え昇天していく。という、一大スペクタクルになっております(笑)。
2コーラス目は、こんな感じ(CDテイクは、ちょっと違いますが)。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、ちょっと(かなり?)ジャズ寄りのフレーズが随所に入っております。実はこれ、現在の若手ジャズギタリストNo.1と言っても過言ではない、小沼ようすけ氏のフレーズを再構築したものなのですが、自分でアドリブでやっても、どうしても小沼氏のフレーズに影響されてしまっていたので(もちろん魅力的なフレーズだからです)一部、引用させていただきました。一応、ご本人の承諾も取れてますので、無断パクリというわけではありません、あしからず。
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オリジナル「鶴の恩返し(Crane Girl)」に関しては、極力シンプルに、今ある全精力を注いだ、入魂の1曲に仕上がりました。
ライブバージョン?は、こちら。
ちなみに今回は、2曲とも、iRig Acoustic Stage で録音しましたので、そのポテンシャルも確認していただけたらと思います。
他のアーティストの作品も素晴らしい作品ばかりですので、そちらの方は、実際音を聴いて楽しんでいただけたらと思います。
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とりあえず、まだ発売前ですので、こんなところでしょうか。おそらく、発売記念ライブも行われると思いますので、そちらも合わせてお待ちください。
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