えー、このタイトル見て、「おやっ!」と思った方は、相当のヴィンテージストラトフリークですね。
ブリッジのサドル(6個)の事なんですが、本家ヴィンテージの場合、「FENDER」の下に「PAT.PEND.」(特許申請中)という刻印が入っています。
それが、最近のリイシュー物では、こんなふうになってます。
特許が取れたのでしょうか、2段とも「FENDER」になってますね。それに何か味気ないというか、オーラがありません。
なので、現在のフェンダーでも、ここ(PAT.PEND.)だけはコピー出来ないわけなのですよ(厳密には、かなり稀少ですがコピーした個体も見たことあります)。
で、問題なのは、リイシューされたサドルは、フェンダー純正であっても、当時のサドルと同じ成分ではなく、メッキの処理のしかたも違います。ま、製品としては進化しているんでしょうが、厳密には音が違うということなのです。
そこに気がついたオタクなメーカー(Raw Vintage や、カラハムなど)は、分析して極めて当時と同じ物を生産するわけですが、ブランド名だけは、さすがに「FENDER」と入れるわけにはいかない。
つまり、まったく同じ複製品が作れないわけです。言ってる事わかりますかね?
この先もっとオタクの世界になりますのでご注意ください。
しかしながら、Monster Relicという会社は、完全フルコピー物を作ってしまったのですよ(さすが、モンスターと言うだけのことはあります)。それも、aged加工したバージョンや、廉価版の外見だけフルコピーのバージョンもあります。
廉価版バージョン
よく見ると、イモネジあたりがちょっと甘いですね。
なので、Monster Relicから購入(個人輸入)すればいいわけなんですが、やはりというか、Fenderから告発されたのか、2013年末に閉鎖してしまったようです。
という事は、今の時点では、入手しようがない(日本で輸入した会社が、amazon.co.jpや楽天で売ってたようですが既に売り切れ)という事なんですが、私のロンドン時代の経験から、ドイツの、crazy parts という会社が、在庫を持ってるんじゃないかと推測し、HPにそのパーツが載っていたので、念のため問い合わせしてみたら、なんとまだ在庫ありました。
これ結構重大ニュースじゃないでしょうか!?(笑)
NEW VINTAGE RECORDS (2012-01-25)
売り上げランキング: 7,316
という事で、ちょうど1セット欲しいところだったので、私が人柱になってドイツに発注してみました。
値段は、完コピ物が、99ユーロ、廉価版が、33ユーロ、それにVAT(消費税みたいなもの)が、19%乗っかります。日本でUSA純正リイシュー物買っても、4、5千円しますから、それほど高価でもないと思います。
サイトのオーダーリストから注文するのですが、発送先に「Japan」が無いので、そこは、メールで問い合わせてみたら、すぐに「日本までの送料は12ユーロだよ」と返信がありました。
支払いは、PayPalとクレジットカードが対応しています。せっかくなので、一緒にシリアルNo.入りのネックプレートもオーダーしました。
ドイツから無事に商品が到着すれば、私も含めたレリックストラトオタクには朗報です!
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