木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 増田俊也著

書籍関係

えー、最近読書づいてますが、スピリチャル系ばかり読んでるわけではなく、ノンフィクションとか、小説も読んでおります。

で、これです。
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2、3週前の情熱大陸に出てたベストセラー作家、百田尚樹さんが、番組の中で言ってまして、最近読んだ中で一番面白かった本だそうです。まあ、テーマというか作風が似ているというのもあるでしょうか。

結構分厚いです。
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日本柔道史上「最強」の男、木村政彦が、力道山と戦った試合のドキュメンタリーというか、検証です。日本柔道史上「最強」ということは、世界でも最強ということです。当時を知ってる格闘家達は、ヘーシンクや、ルスカは3分と持たない、山下や斉藤ですら、コロンコロンと投げられる、と言っています。

しかしながら、身長は、170cm、体重は、全盛期でも、85kg、なんと私よりも全然ちっこいのです。それでも爆発的な瞬発力で、自身の二倍もある巨漢を一発で畳に叩き付けたそうです。あまりの切れ味の凄さに、投げられた相手は、受け身も取れず、失神者続出の為、出稽古で、大外刈りや、関節技は、禁止されるようになります。昭和二十六年(1951)、ブラジルのマラカナンスタジアムで、グレイシー柔術の祖、エリオ・グレイシーにも圧勝しています。

練習は一日10時間、練習中に、投げられたわけではなく、ただ膝を畳に着かされただけで、悔しくて眠れず、深夜、包丁を持ってその相手を刺し殺しに行き、ぎりぎりで思いとどまったこともあるそうです。まさに一歩間違えば狂人です。

その木村政彦と力道山が戦った試合、裏では全日の社長であるジャイアント馬場が絡んでいたり、その後、柔道界から抹殺されながらも生き続けた木村の半生も興味深く、プロローグを読んだだけでも熱くなってきました。

コメント

  1. すえ より:

    面白そうですね。図書館にあったので予約しました。

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