頭が真っ白になっても弾けるソロギター講座　第８回

えー、久々の「頭が真っ白になっても弾けるソロギター講座」です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

いやー、ネタはあるにはあるんですが、くだらないネタが多くて書くの躊躇しちゃってたんですよ。ま、好き勝手にやってるだけなんで、あんまり突っ込まないでくださいね。

さて、今回のソロギター秘技は、「自分で自分の実況中継奏法」です！

これはどういう事かと言うと、人間切羽詰まった時に考える事が無いと、不安とか恐怖が倍増してしまうんですよね。そこで私が考えだしたのが（私だけではないと思いますがね）、とにかく自分の現状を、自分の頭の中で実況中継してみるという奏法？です。

例えば、ステージに上がったらこんな感じ。

「おーっと、土門氏、おもむろにチューニング始めましたぁー。３弦がちょっと合わないもようです。しかしながら、それぐらいは良しとしましょう、いつもの事でーす。さーて、１曲目はなんでしょうかー、ちょっと緊張気味なので適当にポロンと弾いて様子見てみましょう。んー、なかなか良い音でーす。PAさん良い仕事してますねー！」

などと、頭の中で間髪を入れず実況中継をします。

そうすると、案外余計な事考えないですむんで、緊張しなかったりします。

それでも緊張している場合は、「おーっと、土門氏緊張しはじめましたー。ここで一つ深呼吸でもしてみましょうかー。焦りは禁物でーす。こういう時は、楽勝に弾ける曲に変更でーす。とりえあず、トチってもわかりづらいオリジナル曲に変更するとしましょーう！」

などとやります。

そんな事やってたら時間だけダラダラと経ってしまうんじゃないかと、ご心配の方もいらっしゃると思いますが、ソロギター初心者を見ていると、結構気持ちが焦っているので、ゆったりしてないんですよ。なのでこれぐらいでちょうど良いです。

ま、気が向いたらやってみてください。

今回は、あともう一つ。

「途中から歌って何が悪い？！奏法」です。

これはですね、ソロギターの場合、弾き始めたはいいが途中でわけがわからなくなる場合が多々ありますよね（私はよくありますが）。

その時どうするか？

そう、途中からコードだけ（ベース音だけでも可）適当に弾いて歌っちゃうんです。これ意外に受けますよ。特に英語系の曲ですと、歌詞もしどろもどろになってドツボにハマりますが、これがまた哀愁を誘って場が和みます。コードもベース音もわからなくなったらアカペラでも可です。多分、場内ドッカーン来ますよ。いいじゃないですか、笑ってもらって。ソロギターはポジティブにいきましょう。

私のような真っ白上級者クラスになると、全員に大合唱を強要するという禁じ手も出たりします（笑）。

真面目な話、曲のコードをちゃんと理解しておくというのも、ソロギターの次のステップになります。いざという時にアドリブも利きますし、途中フレーズが出て来ない時などコードだけ適当にアルペジオしても、何となく「間奏」とか「ブリッジ」に聴こえたりします。その間に体制整えたりできますし。意外にお客さんは気づかなかったりしますよ。気づいても、次の曲くらいには忘れてます（苦笑）。

久々の第８回、いかがでしたでしょうか？

今回の、「自分で自分の実況中継奏法」と、「途中から歌って何が悪い？！奏法」、しっかりと練習して自分の物にしてください！

ソロギターのしらべ 至高のスタンダード篇

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