「死後の真実」 by E・キューブラー・ロス。

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えー、初版が1995年という事は、もう20年近く経ってるってことですが、かなり決定的な本です。

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著者の、E・キューブラー・ロス博士は、アメリカに住む精神科医で、18もの博士号を持つ、「死の臨床」という医学の分野で、世界の第一人者です。数千人もの人の死ぬ瞬間に立ち会ったという博士は、死ぬ瞬間には、あるパターンがあることを発見しました。

二万件以上のデータで裏付けし、身近な実例も上げて説明しています。

ここでも語られているのは、「人生には偶然の一致は無い」と言う事、そして、人が人生で直面する苦しい体験(精神的、肉体的両面における)であっても、すべて遅かれ早かれ、その人自身の役に立つ、という言う事です。

「内なる自己に触れ、恐れないことを学べばよい」、「恐れない一つの方法は、死は存在しないことを知り、この人生で起こることは全て肯定的な目的を持っているのだと知ることです」、「否定的な考えを全て捨て、人生を内なる資質や、力量を試すというチャレンジだという目で見てゆきなさい」などとも書かれています。

一般に言われる「死の直後に、自分の一生を早送りで見る」とうのも、どの国、民族、宗派、によっても同じだそうです。そして、人間の世界で言うことの「死」とは、蝶が、繭から成虫になるようなもので、けっして、「終わり」とか、そういうものではなく、ある意味、「始まり」であるとの事です。

かなり説得力のある本でした。

死後の真実
死後の真実

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E. キューブラー・ロス
日本教文社
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