Taylor 912c 落札ログ解析。

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えー、昨日の続きみたいなもんです。

Taylor 912c は、ヤフオクで入手したわけですが、かなり綱渡り的要素が多かったので、ヤフオクを利用している読者の皆さんの為にも、状況を掲載しておこうと思います。

まずは、私がオークションを降りてからの経緯ですが、ヤフオクにはちゃんと履歴が残ります。

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最終的に、私が入札した事になってますが、私はこの表のかなり下で一度降りてます。最後に残った3人が、何らかの理由で落札を取り消しになったので、私まで回ってきたということです。

ヤフオク常連者さん向けに説明しますが、問題は、この3人の中に、おとり入札者が居たかどうかですね。

ラスト数分は、「opo」さん、と「saw」さんが競っています。

このどちらかが、値を釣り上げる為の「おとり入札者」だったという可能性があります。または両方の可能性も無きにしも非ずです。

しかしながら、ヤフオクの常連さんの目から見れば、「おとり入札」は、バレやすいんです。過去の出品状況も見れますし、何度も落札取り消しになってれば怪しまれます。この出品者さんの他の商品を見てみると、かなり多数の日用品や衣類、貴金属などを出品していて、おそらく相当の商売をしていると思われます。出品者のランクもゴールドですし、ここで悪評などを付けられると商売がしにくくなります。

それらを踏まえて考えると、「おとり入札者」を入れるのは、リスクが大きいと思うんですよね。

しかし結果だけみると、おそらく「opo」さん、と「saw」さんは、連絡をしなかったのでしょう。そういう意味では、「おとり入札者」ではない、とは言い切れません。

それで、上位2人が連絡無しということで、3人目の「exu」さんに、繰り上げ落札のお知らせがいったわけです。しかし、「exu」さんは、それを拒否しました。ま、これだけケチが付いたわけですから、それも納得できます。

ログから見て、実際商品(ギター)を見て、上位2人がキャンセルしたとは思えませんので、「exu」さんは、詐欺を疑って拒否した可能性が大です(すいません、だいぶ端折ってます)。

で、4人目の私まで来たわけです。

こういう文面のメールが来ました。
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この後の画面で、「この商品の落札に同意」ボタンか、「この商品の落札を拒否」ボタンを押すことになります。

これら作業は、ヤフオク内のシステムで行われますし、この後の出品者さんとのやり取りも、取引ナビを経由してます。一般的に詐欺の場合は、直接メールが来て、直接取引での場合が多い(というか直接取引は、詐欺だと思って間違いない)ので、信用できると思い、「この商品の落札に同意」ボタンを押しました。

正直、かなり不安だったので、取引ナビで出品者さんに、証拠を見せてくれとか、代金は後払いにしてくれ、とか交渉しようとも思いましたが、一度逃したギターだったし、本当に欲しいギターだったので、ここまで来たらグダグダ言わずに、一か八か信用してみようと思いました。それに、余計な事して、私まで入札キャンセルにされてしまったらどうしよう、というのもありましたね。

その後の、入金確認や、発送の知らせやらは、かなり事務的にスムーズに進行し、ギターは無事到着しました。

出品者さんは、ギターに関しては素人で詳しい事はわからないと、事前に明記してましたので、ネックの具合とか、ボディの膨らみ、弦高、など最後までわからずじまいで、PUも付いてるのかどうか不明のまま落札でした。

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状態は、多少打こん、傷等ありましたが、20年以上前の物で、ある程度使ってたギターであれば、こんなもんという程度でした。ネックも問題なかったです。

残念ながら、PUは、電池ボックスしか付いてなかったのですが、元々はPU無しのモデルなので、まあいいかって感じです。おそらく、当時後付けしたPUが良くなかったか、付けた事によって生音が悪くなったので取り外したんでしょう。

結論として、ギターには大満足です。値段的にも、私の落札した金額は破格値だと思います。てか、90年代初期物一本竿の、Taylor 912c なんて、この機会を逃したら、一生出会えなかったと思います。

やはり、リスクを恐れては、何にも始まりませんね。というか、多少のリスクは付き物です。人生にも通づるものがあるかもしれません。大変勉強になりました。

「なんて大バカ者なんだっ!」と、おっしゃる諸先輩方もいるかもしれませんが、とりあえず今、ギターが手元にあって幸せです(笑)。
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