孤高のBGMニスト 信条。

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えー、や乃家ソロギター生BGM、7月前半は、こんな感じです。

で、「BGMニスト」ってのは私が勝手に考えた造語なんですが、信条というか自分に課している事があります。

まず、譜面などは見ず(譜面台を置かない)、レパートリーは全て暗譜する。これ基本です。いちいち譜面探したり、間をあけたりしたくないからです。

混んでる時は、名曲オンパレードのポップス中心ですね。音が通らない分、名曲ですと耳に入りやすいです。かと言ってあまりにも感動的な曲はNG。会話が止まってしまっては、プロのBGMニスト失格です(笑)。音量も聞こえるか聞こえないかくらいがベストです。

常連さんの好きな曲などは、入店してきた時点で速攻でやるとウェルカムミュージック的で喜ばれますね。想い出の曲などは、酔いが回ってきたあたりのタイミングで始めます。

スタートする時も、まず店内を見渡し、客層、年代などをチェックします。しかしながらオープニングは大体「Over The Rainbow」ですね。ロンドンバスキング時代からそうだったという事もありますし、この曲を嫌いな人はまずいません。2曲目くらいから、年配の方が多ければ「見上げてごらん夜の星を」、「ふるさと」などの邦楽、中堅会社員の方が多ければビートルズやイーグルス、クラプトン等の洋楽中心でいきます。

音楽が好きそうな人や、カップルが多い時は、ジャズのスタンダードなどもやるのですが、テンションの多い曲ばかりだと疲れるみたいなので、「The Water Is Wide」とか、「The Rose」みたいなシンプルな曲も混ぜ込みます。

基本、1時間30分ノンストップで弾き切ります。大体30曲前後でしょうか。リクエストでもされない限り同じ曲はやりません。

そしてエンディングは、大体「Tears In Heaven」、「戦場のメリークリスマス」、ビートルズの「Good Night」のどれかで締めます。毎回同じ曲で終わるのは、店員さんにこれで演奏終了だと言う事をそれとなく知らせる目的もあります。

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BGMニストは、自分が目立ってはいけません。あくまでお客さんが主役です。気持ちよく食事、会話をしていただく事が目的です。したがって、出音にもかなり気を使っていて、人の声と被らない周波数帯、ローの効いた安定感のある音を目指しています。

まだまだ「BGMニスト」のコダワリがあるのですが、あとは実際、や乃家ソロギター生BGMを体験して、その秘密をご自分の耳で探ってみてください!

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