えー、先日のTOKYOハンドクラフトギターフェス2017の会場で、ジプシージャズのデモを観覧してる時、「土門さん、これ使ってみてください」と見知らぬ人から手渡されたピックです(後にFacebook友達でこのピックを作ってる会社の社長さんと判明)。
64Pickの詳細は、こちら。
一応、貰った物は、ちゃんと使ってみて正直にレビューするというのが、私のモットーなのです。
第一印象は、「かなり分厚い」。
いやー、こんなんで弾けるんでしょうか?って感じでしたが、とりあえず、ムスタングで弾いてみたところ、「あれ?なんか弾きやすいぞ!」。
分厚いぶん、微妙に早く弦に到達してるのか、楽にピッキングできます。固さも気にならず、意外に普通。なんとなく早弾きも以前より上手くなった気がします。
で、特筆されるのは、「音が太くなる」ということです。
不幸中の幸い?今回ビンテージのムスタングで試してみたわけですが、ちょーしょぼいムスタングの音が、リッチになったというか、妙にしっかりしたサウンドになりました。しいていえば、PUをリンディーに替えて(やったことありませんが)、サドルをチタンにした(やったことありませんが)って感じ。ま、想像の域を超えませんが、文章にすればそんな感じです(笑)。
なので、下手にパーツ替えたりするより、このピック使った方が、音質向上するかもしれません。ただ、ムスタングの場合、しょぼくなければ、ムスタングの音ではないので微妙なところですが…。
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で、いつも使ってるナイロン弦ギターを、このピックで弾いてみました。弾き方にもよりますが、質量が多いのと、しならないからか、弦にあたるインパクトの瞬間「カチッ」という音がします。バンドと一緒だったり、ラインとかだったら、あんまり気にならないかもしれませんが、一人だけの演奏や、マイク録りの場合は、きびしいかもしれませんね。
結論としては、フルアコなどのスティール弦のギターで、ジャズとかやる時に良いかもしれません。ロックでも良いかと思いますが、ピック自体の値段がかなり高いので、客席に投げるのは躊躇されますね(苦笑)。
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