どうなの? L.R.Baggs venue D.I

正直レビュー

えー、正直レビューです。

この前、Aura Spectrum DI のレビューやったんですが、やっぱどう考えてもL.R.Baggs系もやっとかないと、読者も納得いかないと思うんですよね。ってそんなに誰も期待してないでしょうが。

という事で、現在収入も無いのに、L.R.Baggs venue D.I 購入です(汗)。この時点では、サウンドハウスよりamazon.co.jp の方が安いですので、ご注意ください。あ、今見たら値段上がってました。

では、さっそくいつもの梅が丘の Rinky Dink Studio にてチェック開始です。

これです。
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前面です。
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こんなケースが付いてます。
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Aura Spectrum DI の時に、「そんなに極端に音が変わるわけではない」ということが、実証済みなので、今回は免疫できてます。ので、あんまし辛口になることはないでしょう。

ギターは、いつもの戦友ギター Sttaford SCC400Taylor NS32ce を持っていきました。何度も言うようですが、Taylor のハードケース重過ぎです。スタジオ着く前に疲労困憊です。

梅が丘の Rinky Dink Studio ですが、なかなか良いですよ。PA卓やアンプ類も統一されてますし、従業員?のお兄ちゃん達が一見恐そうなのに、皆さん穏やかな対応で好感持てます。ちなみに、PAシステムは、全部屋YAMAHA EMX 5000(12ch)です。

さて、まずは戦友ギターからです。
Stafford SSC400

とりあえず、卓直で繋いでみました。

えー、始めに言っておきますが、今回も飛び抜けて音質が変わったわけでもないので、動画とか、録音は無しです。録って比較したところで、違いはわかりません。ギターの試奏みたいに「弾いてる人にしかわからない」といったレベルです(リハスタのスピーカからの出音でという意味です。ライン録音だと違いがわかるかと思います)。

新品の弦だからか、普通に良い音がします。ちなみに弦は、ラミレスのハードテンションを張ってます。これはハードテンションの割にテンションが弱い(なんか矛盾してますが)ので、気にいってます。弦自体は太目なのに、弾き心地は柔らかいという感じです。

次に、L.R.Baggs venue D.I をかましてみます。
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んー、巷では「音が太くなる」という評判ですが、確かにそう言われてみれば、そうとも言えるといった感じ。悪く言えば、超ハイと超ローが削れて、ミドルが残った感じ、良く言えばナイスミドルって感じですかね。まあ、ナイロン弦だからって事もあると思います。

そんで、あちこちいじって微調整してみましたが、やはり最終的にはトレブルあたりをちょっとカットしたセッティングになりましたね。こんな感じ。
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まあ、これはこれで良いかなと思って、試しに、また卓直に戻してみました。するとどうでしょう。多少不自然ではありますが、卓直の素直なハイファイな音質も捨てたものじゃございません。

これは難しい選択ですね。あればあったでなんか安心ですが、無きゃ無いでなんとかなる。まして素人が下手にEQをいじってPAさんに渡すより、ピュアな音をそのままPAさんに送って、プロに高品質のEQで処理してもらったほうが、結果良いんじゃあるまいか、っても思ってきました。

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次に、Taylor NS32ce です。
Taylor NS32ce 2005

結果先に言いますが、これも同じです。L.R.Baggs venue D.I かまして、EQいじっても、それなりになりますが、あくまでEQ処理が音質を決めてます。それだったら、卓でEQいじってもいいわけです。

で、結論です。

EQ処理に自信のある人、耳が凄く良い人は、自前のプリアンプ付きD.I (L.R.Baggs venue D.I や Aura Spectrum DI など)使ってもいいんじゃないでしょうか。またはエンジニアさんがあてにならない時や、自分で全部制御しないと気が済まない人など。

ちゃんとしたプロのエンジニアさんがいるような箱でやる場合は、その箱のしきたりや、エンジニアさんの意見を聞いてみましょう。

あと、どうしても生音にこだわるのであれば、マイクどりにしてもうのも手です。昨今のエンジニアさんは、そのへんだいぶ研究していますし、ドラムや、他のアコースティック楽器など(ハープとかチェロとか)も、マイクどりが主流ですので、アコギだけ、特別扱いすることもないと思います。エンジニアさんによっては、マイクどりの方を好む人も多いですよ。

ということで、結論として
1、プリアンプ付きDIは、便利は便利。
2、楽器によっては、卓直でも問題ない。
3、生音重視であれば、マイクで、

という事でした。

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